ランニングが身体に与える影響

ランニングアドバイザーとして安全に楽しく継続できるランニングライフを提案する、ということでまずはランニングのような適度なエクササイズが身体に与える良い影響をご紹介したいと思います。

1.軟骨の成長を促進する/骨を強くする

ランニングは膝や腰に負担を掛けるため、関節に悪いという話を聞くこともありますが、必ずしもそうとは限りません。オーストラリア Monash University の研究では、ランニングの着地時のインパクトで軟骨の生成が増えるという研究結果が報告されているとのこと。着地時のインパクトで骨に刺激が加わることで関節痛の予防になるということが研究結果から読み取れます。

また、アメリカ・ミズーリ州の University of Missouri の研究では、自重のエクササイズは骨密度を強くし、その結果、骨折や骨粗しょう症といった症状から身体を守ることができると発表されました。ランニングのようなインパクトの強いエクササイズは骨を強化するうえでは優れた効果を生み出すという研究結果も出ています。

2.筋肉を再生する

これは言わずもがなではありますが、アメリカ・イリノイ州の University of Illinois の研究によると、新しい筋肉を作り出すためにエクササイズを行うと間葉系幹細胞の活動を活性化させ、これに伴い、年齢とともにくる筋力の衰えを妨げると考えられます。

3.聴覚を研ぎ澄ます

アメリカ・ケンタッキー州の Bellarmine University の研究では、非常に健康な女性はそうでない女性より6%聴力に優れているという結果が発表されており、適度なエクササイズは耳への血流を改善し、栄養素を耳へ送るために優れた聴力を維持できるという結果となっています。

4.偏頭痛から解放される

スウェーデンの University of Gothenburg の研究によると、偏頭痛に悩まされている人たちに40分のエクササイズを週3回、3か月間続けた結果、偏頭痛の回数が減ったという結果が報告されました。薬に頼るのではなく、身体を動かして血液を循環させることで痛みから解放されるということは医療費の削減にもつながりますね。

5.不安を取り除く

アメリカ・テキサス州の Southern Methodist University は、中強度の有酸素運動をしている人はストレスに対して、非常にやさしいリアクションを起こすという研究結果を発表しています。現代社会のストレスに対してもランニングを含めた運動は非常に効果があるということになります。

 

このようにランニングは身体に様々なポジティブな効果を与えてくれるのです。このような効果を理解しておくことでより有意義なものとしてランニングライフを継続できるのではないでしょうか。

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