here and now

私たちは日常を過ごす中で未来に不安を抱いたり、過去を振り返って後悔したりと「いまここ」に集中できないときが多々あると思います。

マインドフルネスはそのネガティブな感情や思考から、「いまここ」に注意を向け直し、「今この瞬間の自分自身の身体や気持ちの状態に気づける、心のあり方」を取り戻す(身につける)ノウハウとしていろんな場面で取り入れられています。

そのマインドフルネスの起源ともなる「いまここ」の大切さを語ったブッダの言葉が、こちらです。

 

Happiness can only be possible in the here and now.(幸福は、いまここにしかない。)

 

このブッダの言葉にある“here and now”ということが「今この瞬間の自分自身を意識する」ということとつながっているのではと私は捉えています。

そうした場合に、この”here and now”というのは自身の以前の記事でも記載している「己を知る」ということの一部と考えられるわけです。(われ思うゆえにわれありのような哲学チックになってしまうかもですが…)

自分のことは自分が一番わかっているつもりでも、意外と自分が今どのような状況に置かれているか、というのを冷静に認識することは難しいような気がします。

マインドフルネス瞑想としてよく言われるのが「自分の呼吸に集中する」ということ。

「いまここ」に注意を向ける → 自分の身体の感覚に集中する → 呼吸に集中する

というのが一番わかりやすいからかもしれないですね。

呼吸に集中するだけというと簡単そうに思えますが、これもやってみると意外と難しくて余計なことが頭に浮かんできてしまったりするわけです。(あーお腹減ったな、今日の晩御飯何食べようかな…とか笑)

そんなときでも「余計なことを考えているな」ということを自覚してゆっくりと呼吸に集中しなおす、というのがマインドフルネス瞑想のやり方だそうです。

この「いまここ~here and now~」を意識することでほんのちょっとでも心の疲れが取れたらいいななんて思ったりしています。

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