会社員は簡単に方向転換できない

会社員として勤めていると意に沿わない仕事をしなくてはいけないことなんて日常茶飯事ですが、もしそれが続いていった場合、果たしてこのまま続けることが正しいのかどうかは考えなくてはいけないと思うことがあります

会社としては従業員に対していろんな作業を指示をして目標達成を目指していきます

会社組織では上司部下の立場がありますので、基本的に上司が部下に対して作業指示をしていきますが、上司によっては所属組織の目標達成だけを考えている方も少なからずいらっしゃると思います

そのような上司のもとで与えられた仕事を続けていった場合に、果たして行き着く先に自分の目標とする姿があるのかどうか…

多くの企業では期初にその期の目標を立てたり、自分の目指すキャリアプランの面談があったりするとは思いますが、それが正しく運用されている組織がどれだけあるのかというのは6社の経験がある私でもかなり疑問に感じています

自分で自分のやりたい仕事を選べることなんてほとんどありません

意に沿わない仕事を続けていった先に自分の目指す姿がない場合は転職等を検討することになるでしょうが、人によっては転職する際にアピールとならない業務ばかりを押し付けられているケースもゼロではないはずです

与えられた仕事の中に自分なりに意義を見出せ、という上司の言葉はその場を取り繕うための方便でしかないということもあるのです

そうなると結局その企業に在籍して意に沿わない仕事を続けていくことになり…という悪循環で仕事を続けていくことにもなりかねないのではないでしょうか

転職される方が増えてきているとはいえ、日本の多くの企業ではまだ終身雇用的な考え方が多いため、社外で活躍できるかという点を考えて自身の経験やスキルを意識するのは一部の方かもしれません

仕事をしていく中で身につけられるスキルや経験については常に意識していくことが重要です

とは言え、この点については上司・会社の役割も大きいのではないでしょうか

ある程度の役職に就く方の役割・スキルとして「部下を教育できること」が必須になってほしいと思っています

従業員は自分の時間や労働力を会社に提供して会社組織は運営されています

今のご時世では、大切な自分の時間を捧げた先に待っているのはリストラ…なんていう可能性も考えられます

終身雇用を期待して会社員となる若者のためにも、長期雇用を前提として採用を考える会社こそ、たとえ会社から放り出されたとしても困らずに働き続けることができる人材を育成する、役割を果たしてほしいと切に願います

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